SWELLは、見た目がすっきりしている割に表現の幅が広く、あれこれ足さなくてもサイトを組み立てやすいテーマだと感じています。プラグインのおすすめ一覧を探し始める前に、まず標準機能だけで一度ページを作ってみてください。標準で足りる部分と、やはり追加したい機能とが、自然と見えてきます。
grandworkでも、用途や予算によってはSWELLやLightningなどの既存テーマを使います。頻繁にというわけではありませんが、制作費を抑えたいときには選択肢になります。どちらにもそれぞれの良さがあるので、用途に合わせて使い分けています。
見せ方を増やす前に、標準機能で組み立ててみる
たとえば会社のサービス紹介ページなら、事業の説明や写真、対応内容を並べて、最後に問い合わせへ案内する、といった構成になるでしょう。ここで最初から装飾用のプラグインを探すのではなく、実際に載せる文章と写真を入れて、標準のブロックやテーマの設定で必要な形が作れるかを試してみます。
分かりやすいのが、SWELLのフルワイドブロックです。画面の横幅いっぱいを使ったエリアを作り、背景や中身の幅、上下の余白などを設定できます。写真を背景にした事業紹介も、白地で落ち着いて読ませる説明部分も、同じブロックの設定を変えるだけで作り分けられます。
公式機能の要約:SWELL「フルワイドブロックの使い方」。設定項目や表示の条件は公式資料に書かれているので、お使いのバージョンで確認してください。
同じブロックを使っても、写真の選び方や文章の長さ、余白の取り方で印象が変わります。使う機能を増やすより、見出しの大きさやボタンの見せ方をそろえたほうが、読む人には分かりやすくなることもあります。
標準機能を使うときの考え方
選択肢が多いからといって、一つのページで全部を使う必要はありません。伝えたい内容に合った見せ方を選び、サイトの中で繰り返し使う形を決めておくと、公開後の更新も楽になります。
完成したサイトの雰囲気を知りたい場合は、当社のSWELLを使った建築家向けデモサイトをのぞいてみてください。写真の見せ方や説明の区切り方を、自社の原稿に置き換えて眺めてみると、完成形をイメージしやすくなります。ほかの業種のデモと制作内容は、テンプレートプランのデモ一覧からご覧いただけます。
「見せ方」と「サイトに必要な機能」を分けて考える
見た目が整っても、サイトの目的によっては別の機能が必要になります。問い合わせを受け付ける、予約を管理する、外部の業務システムに情報を渡す。こうした要件は、ページの装飾とは切り分けて考えます。
プラグインが役立つのは、まさにこうした機能を足す場面です。よく紹介されているものを一通り入れるより、何のために必要なのかを決めてから選んだほうが、自社のサイトに合うものが見つかります。標準機能だけで済ませることに、こだわる必要もありません。
| やりたいこと | 先に確認すること | 追加を検討する場面 |
|---|---|---|
| サービスを分かりやすく紹介する | 標準ブロックとテーマ設定で必要なページを組めるか | 独自の入力欄や専用部品が必要なとき |
| 問い合わせを受け付ける | 入力項目、通知先、受付後の対応方法 | 要件に合うフォームや外部サービス連携が必要なとき |
| 検索結果やSNS向けの情報を設定する | タイトル・説明文・OGPの出力方法 | テーマとは別に必要なメタ情報を設定する機能を用意するとき |
| 予約や会員向けサービスを運営する | 受付条件、権限、保存データ、運用担当 | 見た目の調整では満たせない業務機能があるとき |
必要な機能は、サイトをどう運用するかによっても変わります。問い合わせの入口ひとつとっても、電話番号の案内だけでよいのか、すでに使っている受付サービスにつなぐのか、自社サイトの中にフォームを置くのかで、用意するものは違ってきます。
公式の推奨プラグインは、何を補うものかを確認する
SWELL公式の案内では、機能を補うもの、開発者のおすすめ、テーマと機能が重なるもの、といった分類でプラグインが紹介されています。一覧に載っているものを、すべて入れなければならないわけではありません。
たとえば、OGPなどのメタタグを生成・出力する機能はSWELL本体にはないので、プラグインで補います。公式ではSEO SIMPLE PACKなどを使う方法が案内されていて、すでに別のSEOプラグインを使っているなら、使い慣れたものを続ける選択肢も示されています。
公式仕様の要約:SWELL「推奨プラグインと非推奨・不要・注意すべきプラグインについて」。2026年9月15日確認。プラグインの名前だけを拾うのではなく、なぜ必要なのか、どんな注意点があるのかまで読んでおいてください。
新しく作るサイトなら、必要な機能を選んで設定すれば済みます。既存のサイトの場合は、今のタイトルや説明文などがどこに保存されているのかを先に確かめます。テーマを変えるついでにSEOプラグインまで入れ替えると、設定の引き継ぎという別の作業が増えてしまうからです。
追加する前に、一つのページで確かめる
希望する見せ方がすぐに見つからなくても、標準の設定を調べてみると対応できることがあります。代表的なページを一つ作ってみれば、機能を追加すべきなのか、設定を変えれば済むのかを判断しやすくなります。
- 実際の原稿で標準機能を試す仮の短い文章では判断しにくいので、実際に載せる見出し、説明、写真を入れてみます。
- 足りない機能や変えたい箇所を書き出す見た目を変えたいのか、入力を楽にしたいのか、新しい業務機能が必要なのかを分けて書きます。
- 追加した状態を検証環境で確認するローカル環境や別の検証用サイトで、表示と必要な操作を試してから採用します。
たとえば担当者がお知らせを更新するのであれば、見出しを入力し、画像を差し替え、リンクを付けて、スマートフォンで確認するところまで実際にやってみます。作る人が操作できるかではなく、日々更新する人が迷わず使えるかを見たいからです。
追加した機能も、実際の運用どおりに試しておきます。フォームなら見た目だけでなく通知が届くところまで、予約なら受付の条件や担当者の確認作業まで。プラグインが何本入っているかではなく、必要なことを無理なく回せるかで判断します。
テーマを活かす範囲と、作り込む範囲を決める
既存のテーマを使う意味のひとつは、よく使われる見せ方や操作の仕組みをそのまま利用して、制作の手間や期間を抑えられることです。標準の機能で作れる部分が多いほど、その効果は大きくなります。
もちろん、独自の見た目や機能が必要になる場面もあり、標準機能にないものでもカスタマイズで対応できることはあります。そのときは、テーマの構成や設計の考え方を把握したうえで、カスタマイズで済ませる範囲と、独自に作ったほうがよい範囲を考えます。
当社にご相談いただく場合も、使うプラグインを最初から決めておく必要はありません。載せたい内容と、サイトでやりたいことを教えてください。そのうえで、標準機能でどこまで対応できるか、どんな設計を追加する必要があるかをお伝えします。
- 標準機能で足りるか、追加の設計が必要かを相談する用途や予算に合わせて、SWELLを使った制作・改修の範囲を検討します。技術サポートの対応内容を見る
